子連れキャンプへ行こう!初心者が失敗しない子連れキャンプの始め方

子供に自然と触れ合う体験をさせたい・・・
と思ったら「キャンプ」が思いつきますよね。
実は、子供にとって自然体験は心や体の発達にとてもいい影響を与えるということが、様々な研究で証明されています。
でも、初めてキャンプへ行くとなると、
子連れキャンプって何歳からOKなの?
持っていくものは?
どんなキャンプ場がいいの?
どんな方法があるの?
と、考えることが沢山あって悩んでしまいませんか?
そこで今回は、私の実体験をもとに、子連れキャンプの注意点や初心者向けのキャンプ場の選び方など、初めてのキャンプで失敗しないためのポイントをご紹介します。
これから子供とキャンプへ行こうと考えている方の参考になると幸いです。
▼目次
子連れキャンプは何歳から?
子供の年齢に下限はなく、何歳からという規定などありません。
しかし、自宅で過ごすより危険は多くなります。幼ければ幼いほど、絶対に目を離さないよう留意する必要があります。
わが家での子連れキャンプデビューは1人目の子供が1歳半の頃です。その後2人目3人目と産まれ、3人目は生後8ヶ月でデビューしました。
初めての子連れキャンプの季節はいつがいい?
ベストシーズンは「夏」。
そして、日中過ごしやすい「春から初夏にかけて」や「秋」もおすすめです。
<7月~8月>
7月~8月は、子供の夏休み期間であることや、寒さ対策などの装備が少なくすむため向いています。
デメリットとして人がとても多く、人気キャンプ場では予約を取りにくい場合があります。
<5月~6月、9月~10月>
5月~6月の初夏や、9月~10月の夏の終わりは、朝晩の寒さ対策を怠らなければ7月~8月ほど人が多くなく、快適なキャンプができるのでおすすめです。
寝る場所は、テント以外も視野にいれて検討を!
キャンプというとテントでの宿泊を想像する人は多いですが、テント泊だけがキャンプではありません。
キャンプの定義は「自然の中で一時的に生活すること」「自然体験をすること」なので、子供の年齢(月齢)や状況に応じて、テント泊以外の選択肢も検討してみてください。
コテージ・バンガロー・ロッジ・キャビンなど
キャンプ場によって、つくりや名称や設備はさまざまです。
何も設置されていない木造の小屋だけのものから、冷暖房の設備がついているものまであります。
メリットとして、テントの設営や撤収が必要ない分、時間を有効に使うことができます。
テント泊に不安がある人は、こういったコテージなどからの子連れキャンプデビューもおすすめです。
トレーラーコテージ
キャンプ場によりますが、トイレ・シャワー・コンロ・食器類といった設備が一通りついているものが多く、設備としてはキャンプというより素泊まり?に近いです。
キャンプ場でしか体験できない非日常的な宿泊施設なので子供も大人も楽しめると思います。
車中泊
「オートキャンプ場」ではテントの横に車を横付けできます。
そしてテントを張る・張らないに関わらず、車に寝るスペースがあれば日中はテントなど外で過ごして眠るときは車で寝ても大丈夫なのです。
オートキャンプの名前がつかないキャンプ場ではテント脇まで車の乗り入れができず、キャンプ場外や受付横に駐車場があることが多いため、詳しくはキャンプ場に確認が必要です。
わが家では、テントで泊まる時は必ずオートキャンプ場を選び、子供が夜中に泣いてしまった時に、周りのキャンパーの安眠の妨害にならないように、車中に横になれるスペースを作っておいて、テント泊をしました。
子連れキャンプで注意したい7つのこと
1.キャンプ場内での車には特に要注意
キャンプ場内は車の往来が少ない分油断しがちですが、車の通行はあります。
特に小さな子供は車の死角に入りやすいため、十分に注意が必要です。
実際に、小さな幼児がオートキャンプ場内を往来する車に接触する事故はおきています。
2.朝晩の日中との温度差
自然の中では、日中は汗ばむほど暑かったのに日が暮れた途端に気温が急降下することがあります。
衣類や寝具は日中の気温だけではなく朝晩の気温をきちんとリサーチした上で準備をしましょう。
特に高原や森林のキャンプ場は寒暖差が激しいので注意が必要です。
3.虫刺され予防
自然豊かな所には虫はつきものです。
特に綺麗な水があるところには蚊よりもやっかいな「ブヨ(ブユ)」や「ヒル」といった吸血虫がいたり、しげみに蛇などがいたりすることがあります。
被害を最小限にするために、虫よけスプレーの他に長袖長ズボンがおすすめです。
実際に、川原のキャンプ場でひざ下が出ていた人だけがブヨ被害にあい、長ズボンを履いていた人には被害がなかったことがあります。
4.絶対に子供から目を離さない
整備されたキャンプ場でも危険な場所はありますし、迷子にだってなりえます。そして、調理時の火の回りにも目を配る必要があります。
幼い子供からは必ず大人が目を離さないことが1番の危険回避です。
5.近隣の病院のチェック
怪我にも注意が必要ですが、子供は日中元気に遊びまわっていても夜になって突然高熱を出すことがあります。そんな時に事前に病院のチェックをしておくと安心です。
6.凝った料理はつくらない
親子でいつもと違った環境でご飯を食べること自体を楽しむため、最初は難しい料理をつくるのは控えた方が無難です。
凝った料理を作りたいときは、2回目以降コツがつかめてから挑戦してみると良いでしょう。
7.悪天候の場合の中止の判断
テント泊の場合、雨や風が強いと、設営にも撤収にも非常に労力が必要です。
予約したからといって無理して決行せずに、
「楽しめるのか?疲れるだけか?」
「子供の安全は?」
をよく考えて判断しましょう。
キャンプ場の選び方
キャンプ場は「川」「海」「森」「高原」など、自然環境の選択肢がたくさんあります。
家庭によって
「川遊びや釣りがしたい」
「海で泳ぎたい」
「森で虫を探したい」
「高原で綺麗な星をみたい」
と、キャンプに求めるものが違うので、希望の遊びに合った場所からキャンプ場を探してみましょう。
選び方のポイント
1.片道1~3時間くらいで行ける
キャンプに慣れるまでは自宅から1時間程度で行ける場所にキャンプ場があれば良いのですが、遠くても3時間以内の場所がおすすめです。
最初のうちはテントを設営するのにも時間がかかりますし、移動時間が長いと楽しむ時間が少なくなってしまいます。
そして、近場なら何かあった場合にすぐに自宅に戻ることができます。
2.キャンプ場内に車の乗り入れができる
キャンプ場内に車の乗り入れができると、格段に荷物の積み下ろしが楽になります。
キャンプ場によっては、急な階段の上り下りを何度も繰り返して荷物を運ばなければいけないこともあるので、事前に確認しておきましょう。
しかし、車の乗り入れができないキャンプ場には、場内で自動車事故にあう心配がないというメリットがあります。
キャンプに慣れて、子供も自分の足でしっかり歩けるようになってきたら、こういったキャンプ場も体験してみると良いでしょう。
何度も往復して荷物を運ぶのは大変ですから、車の乗り入れができないキャンプ場では、リヤカー、キャリーワゴン、一輪車などを使って荷物運べるところを選ぶと子供がいても安心です。
3.体験したい遊びやイベントがある
目的を持ってキャンプの予定を立てると、より充実した自然体験を子供にさせてあげられるのでおすすめです。
イベント内容はキャンプ場によって異なり、季節や曜日によって変わることも多いため、体験したい遊びやイベントがあるキャンプ場を比較しながら選ぶのも楽しみのひとつになりますね。
4.管理人が24時間常駐している
慣れないキャンプ場では、何かあったときに頼れる管理人さんがいてくれると安心ですよね。
夜間は管理人が不在になるキャンプ場が意外と多いので、管理人が24時間常駐しているかどうかを事前にチェックしておきましょう。
事前に問い合わせをする際は、管理人の人柄も確認しておくとより安心です。
5.施設や設備が整っている
キャンプといえば大自然!と思うかもしれませんが、初心者のうちは施設や設備が整っている所から始めてみましょう。
キッチン、シャワー、水洗トイレ、ベッド、冷暖房などの設備が整ったコテージ泊やロッジ泊ができる施設は、幼い子供がいる家族や女性のキャンプデビューにおすすめです。
6.貸し出し品が充実している
最初は、必要なものをレンタルできるキャンプ場がおすすめです。貸し出しアイテムが豊富なところを選びましょう。
キャンプ場によっては「手ぶらでキャンプ」というプランもあります。
最大のメリットは持っていく荷物が少なくすむことですが、2回目以降もキャンプへ行くかまだわからない段階で一式道具をそろえてしまうと、後々後悔することがあるからです。
「実際キャンプをしてみたら楽しくなくて、2度と行きたくないけど買ってしまった道具をどうしよう・・・」という事態を防ぐためにも、貸し出し品を利用できるところがおすすめです。
7.売店がある
売店があれば忘れものをしてしまった時や、何か足りなくなった時に対応できるので、最初のうちは売店が充実したキャンプ場を選ぶと安心です。
あると便利なキャンプ場の情報誌
キャンプ場の情報を集約している情報誌を見るのもおすすめです。
キャンプ場へのアクセス方法やテントサイト数、施設・設備の特徴や料金、レンタル可能な物、周辺施設の情報などが掲載されているだけでなく、雑誌によってはキャンプ場の割引クーポンもついているので、1冊あると便利です。
子連れキャンプ初心者には「高規格キャンプ場」がおすすめ!
キャンプへ行くからには大自然に触れさせたいと思いますが、子連れキャンプデビューには管理人が24時間常駐していることが多い「高規格キャンプ場」がおすすめです。
「高規格」というのに定義はありませんが、一般的には施設・設備が整っていて手入れが行き届いた公園のようなキャンプ場のことをいいます。
お風呂やトイレも綺麗なのは当たり前ですが、ほとんど持ち物がいらないくらいレンタル用品が豊富で、食材まで用意してくれるキャンプ場もあります。
子連れキャンプに必要な持ち物
キャンプ初心者で、しかも子連れで行くとなると、何を持って行けば良いか迷ってしまいますよね。
その時になって慌てないために、必要な準備物もしっかりチェックしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
家族で力を合わせて、衣食住をつくる体験ができるのはキャンプくらいではないでしょうか?
子連れキャンプは旅館やホテルに泊まる旅行に比べ、労力はかかりますが、普通の旅行ではできない体験や思い出がたくさんできます。
ぜひ、親子でのキャンプを安全に快適に楽しんでくださいね♪