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過敏性腸症候群の原因はストレス?私が実践しているおすすめ対処法!

 2017/04/12 健康
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快速電車に乗ると、長時間トイレに行けないのが不安でお腹が痛くなる。
新たな場所へ行くと、不安でお腹が痛くなる。
お腹の調子が心配で、外出するのが不安になる。

あなたは こんな症状で悩んでいませんか?

実は、私自身も長年、過敏性腸症候群に悩まされていますが、自分なりに対処法を模索して生活しています。

この記事では過敏性腸症候群の症状・原因について触れたのち、私が実践している対処法についてご紹介しています。少しでも症状と上手く付き合っていけるよう、参考になれば幸いです。

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群とは、病院で検査をしても何も異常が見つからないのに、腸が正常に働かずに便通異常や腹痛などを引き起こす症状を指します。

日常生活に支障が出るほどの重篤な人も多く、下痢が頻繁に起こる人の場合は何度もトイレにかけこまなければなりません。人によっては、便が出ない便秘と下痢を繰り返す、といった症状で腹痛を伴うこともあります。

また、お腹にガスがたまってポコポコする、ガスがたまり過ぎてお腹がパンパンに張る、頻繁におならが出るなどの症状で苦しむ人もいます。

年齢としては、働きざかりの20代から40代に起こりやすく、元々胃腸が弱い人が社会に出たことによって、重症化したパターンが多いです。

先進国に多い症状で、日本でもおよそ10%から15%の人が悩まされています。男女比としては1対1.6で、女性にやや多く見られる症状です。

症状を引き起こす原因は?どんな人がなりやすい?

過敏性腸症候群は、腸内細菌のバランスの乱れが原因となり引き起こされます。

腸内には脳と同じくらい神経細胞が分布しているため、少しでも異物が入ってきたら問題を起こしてしまうほど、敏感に反応します。

例えば、私たちがストレスなどの刺激を受けると、脳から腸に向かってその情報が伝えられます。すると腸の粘膜からセロトニンが分泌され、腸の運動を活発にさせたり、腸内細菌のバランスが崩れたりと異常な動きをしてしまうのです。

また、腸内の環境が悪くなると今度は逆にその情報が脳に伝えられ、悪循環になってしまいます。

腸が「第二の脳」とも言われるのは、このように脳と腸で密接な関係があるからなのですね。

こういった理由から、環境の変化でストレスを抱えている人に起こりやすい症状だと言えます。

特に社会に出たばかりの若者、介護などで急に同居が決まった主婦など…無意識にストレスを抱えて、過敏性腸症候群になってしまう事が多いのです。

過敏性腸症候群の症状にはどんなものがある?

過敏性腸症候群と言っても症状にはいくつかあり、中には複数の症状が現れる人もいます。
まずは代表的な症状と特徴を見ていきましょう。

下痢型

下痢型は、男性に多いタイプの症状で、食事を摂った後を中心に、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になるために起こります。

まだ食べ物が腸に入ってきたばかりなのに体外に排出しようとするため、食べ物から水分・栄養分を吸収できません。そして水分を含んだまま体外に排出しようとするために、度々水便泥状の便になってしまうのが特徴です。

そればかりか体内で必要な水分が吸収されないため、水分不足にも注意しなければなりません。

「食事をしたらまたお腹が痛くなる」という恐怖から食欲が湧かずに、体重が減少して痩せてしまうことさえあるのです。

便秘型

便秘型は、女性に多いタイプの症状で、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱まるために便が上手く腸を通過できないのが特徴です。

数日から1週間ほど便が出ないという通常の便秘とは異なり、便意は感じているのに便が出ません。出たとしてもコロコロ便程度しか出ず、残便感が残ります。

精神的な問題が関与しているため、通常の便秘薬は効果的に働かず、悪化させてしまうことも多いです。

混合型

混合型は、下痢型と便秘型が繰り返されるのが特徴です。
例としては、下痢型で便を出し切ったら便秘が続いて、なかなか便が出ないというものです。

もっと細かいサイクルで下痢と便秘が繰り返される人もいます。
混合型ではなく、交代型と呼ばれることも多いです。

ガス型

ガス型は、お腹にガスが溜まるために頻繁におならが出るのが特徴です。

外出時は人前でおならをしないように我慢することが多いため、お腹がパンパンに張って苦しい思いをすることも多く、ガスが溜まることでお腹からギュルギュル・ポコポコとガスの音が聞こえる症状に悩まされる人もいます。

おならが出る原因としては、腸内環境の悪化の他に、空気を飲みこんでしまうことにあります。極度の緊張によって、口に溜まった唾液を空気と一緒に飲み込み、おならとして生成されるのです。

「人前でおならをしないように」と考えるのもストレスとなるため、症状を悪化させてしまうことも多いです。

私が実践している、過敏性腸症候群と上手く付き合うためのおすすめ対処法!

私の場合、過敏性腸症候群と分かってすぐは、「どうしよう?」とただただ心配でしたが、今はこの症状を受け入れて、上手く付き合う工夫をしながら生活しています。

あくまで私の実践している方法にはなりますが、おすすめの対処法をご紹介します。
気になる方は、ぜひ試してみてください。

トイレの位置を把握しておく

よく利用する駅・デパートについては、空いているトイレの位置を把握しておきます。
「トイレがある」と思うだけで、安心してストレスが減るのです。

新しい場所に行く場合は、混み具合が推測できないため多めにトイレの位置を調べておくようにします。

下痢止めなどの薬を常備する

飲むための薬というより、お守りのような薬です。
「薬がある」と思うだけで、人は安心する傾向にあります。

処方された薬・市販の薬問わず、自分に合った薬を見つけることも大切でしょう。「副作用が出るかもしれないから、心配」と感じていると、それもストレスに繋がってしまうのです。

腸に刺激を与える食生活を改善する

冷たいもの・辛いものなどを大量に食べると、健康な人でも腸の調子が悪くなることがあります。

夏暑い時に冷たい飲み物を飲みたいでしょうが、小分けにして少しずつ水分補給をする・お腹を冷やさないように常温保管の水を飲む…といった腸を労わった工夫をしてあげることが大切です。

また、腸に良い食べ物と言えば、乳酸菌がありますよね。
乳酸菌は、今や胃腸に良いだけでなく、免疫力向上・肌荒れ防止といったさまざまな効果が期待されています。

乳酸菌と言えばヨーグルトが有名ですが、その種類は1通りではなく、人によって合う乳酸菌と合わない乳酸菌がありますので、自分に合った乳酸菌を見つけて、継続して摂り続けることが大切です。

周囲にお腹が弱い事を伝えておく

周囲の人に伝えておくことは、自分の安心にも繋がる他、周囲の人にとっても、何となく予測がつき対応し易くなります。

余裕を持ったスケジュールを立てると、行動しやすくもなるでしょう。こと細かく症状を伝える必要はありませんが、お腹が弱いことを軽く伝えておくと良いでしょう。

ストレス発散のために、運動や余暇を楽しむ

激しい運動でなくても、ウォーキング・ストレッチ・ヨガなどの軽い運動をして汗を流すことは、良いリフレッシュになります。趣味に没頭するのも良いでしょう。

日頃ストレスを感じている場合は、休みの日に、その分リフレッシュできるような計画を立てることをおすすめします。

日常生活に著しく支障をきたす場合は?

過敏性腸症候群のような症状が見られ、日常生活に支障をきたす場合には「胃腸内科」に相談してみましょう。腸の細かい検査をして、過敏性腸症候群なのかそうでないのかが判断されます。

薬物療法で使用する薬には何種類かあり、腸の機能を調節する薬・便の状態を調節する薬・胃腸薬・抗不安薬など、症状に合わせた薬が処方されます。

市販薬の場合は、長い間飲み続けることで耐性ができてしまうことが多いです。症状に合わせた適切な薬を…という意味でも、一度病院に行ってみると良いでしょう。

今の状態がはっきりするので、適切な対処がしやすくなります。

まとめ

いかがでしたか?

日本人の約10%から15%の人が過敏性腸症候群に悩まされているなんて、意外にも多いですよね。

人によってストレスの原因・解消法はさまざまです。まずはあなた自身が何にストレスを感じているのかを分析して、それがどうにかできる問題なのかを考えてみましょう。

上司に相談することで解決するかもしれない問題は、思い切って相談してみると楽になれるかもしれません。
違う角度から物事を捉えることで、ストレスを軽減できることがあるかもしれません。

いずれにしても一人で悩まないで、誰かに話してみることが第一歩です。
病院へ行っていない人は、一度病院へも行ってみてください。

この記事を読んだあなたが、少しでも毎日を快適に過ごせるよう祈っています。

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